2014-08-17

ナミルリイロハラナガハナアブ


 写真は交尾中のナミルリイロハラナガハナアブ(ハナアブ科)だと思います。 よく似た種にミヤマルリイロハラナガハナアブがいるのですが、後者は胸背に明瞭な縦条があるようです。 ただしこの仲間の研究は遅れていて、他にも多くの種がいる可能性があるようです。
※  ミヤマルリイロハラナガハナアブかもしれないものをこちらに載せています。
 雌雄の違いについては、これらの仲間では一般的にオスの方が複眼が発達しており、オスの複眼は前方で接していますが、メスの複眼は離れています。 上の写真でははっきりしませんが、左がオスのようです。 とすると、オスの方が体が大きいことになりますが、ナミルリイロハラナガハナアブに関してはオスの方が大きいのか、たまたま大きなオスと小さなメスが交尾に至ったのかは不明です。


 上はオス(体の大きい方)の側面です。 一度飛びかけてとまったので、1枚目の写真とは左右が逆になっています。
 後脚の脛節は幅広い白帯紋を持ち、湾曲しています。 腹部には紋は見当たりません。


 上はメスの顔です。 オスの顔の正面の様子を撮ることはできませんでした。

( 2014.8.6. 堺市南区岩室 )

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