2015-01-02

マナヅル


 お正月らしく、マナヅルです。 1羽が飛来していると聞いて、昨年の暮れに兵庫県まで撮りに行ってきました。


 漢字で書くと「真鶴」で、ツル中のツルといった名前ですが、Wikipediaによれば、「ま」は「標準的な」の意で「な」は食用を意味する古語、食物とされたこともあり、農作物を食害する害鳥とみなされることもあるようです。


 見ていると、さかんに田をつついていて、嘴をかなり深くまで差し込んでいるようでした。 たしかにあの大きな体の逞しい嘴で田畑をつつかれると、作物に被害が出たり、畦も壊されたりするのでしょうね。
 どれくらいの大きさかというと、下の写真で手前にいるのがトビですから、おおよその見当はつけていただけると思います。


 上の写真では、互いに違う方向を見ているようですが、互いにかなり意識し合っている様子でした。


 上で左にいるのはアオサギです。 どちらも飛翔時の姿ですが、大きさはかなり違います。

 マナヅルも、繁殖地の野焼きや開発で、生息数は減少しています。 日本では鹿児島県の出水(いずみ)平野が、ナベヅル、マナヅルなどの集団越冬地として、国の自然保護区に指定されています。

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