2015-06-19

クマノゴケ



 滝の水飛沫のかかる岩肌にクマノゴケが生えていました。 しっかり岩にくっついていて、水流に耐えているようでした。



 上は葉の先と根元の様子ですが、葉は細く、葉のほとんどが中肋で占められています。 クマノゴケがみつかるのは常に水に濡れる渓流そばなどで、葉が線形なのは水の流れに耐える適応だと考えられています。

こちらにはこの葉の横断面の様子を載せています。

 クマノゴケはイクビゴケと近縁とされていて、イクビゴケと同様にほとんど柄の無い蒴をつけます。

(2015.5.27. 岩湧山)