2014-07-12

タケノアブラムシにショクガタマバエ

 タケノアブラムシは寄主転換するアブラムシで、冬はカマツカなどで、春から夏を経て秋のはじめまではタケ類で生活します。 前に Part1 で冬の様子や生活環などについて書きました(こちら)が、今回は春のタケノアブラムシの様子です。
※ 春のタケノアブラムシの様子は、ゴイシシジミの幼虫の餌として、こちらにも少し載せています。


 上の写真の右が、タケノアブラムシの有翅虫です。 カマツカなどから飛来したのでしょう。
 そして左が有翅虫から生まれた、翅の無い胎生雌虫(無翅虫)です。


 無翅虫は無性生殖で世代を繰り返し、どんどん増えていきます。 生まれてからの日数がいろいろですから、さまざまな大きさの個体が混じります。


 無翅虫の黒と白の模様は、ロウ質の白粉を分泌して体の表面を覆う際、覆われない部分があるためでしょう。 ただ、模様のはっきりしている個体とそうでない個体との関係がよく分かりません。


 このタケノアブラムシのコロニーにはアミメアリが甘露を求めて来ていました(上の写真)。


 上の写真は、それまでの写真の隣に生えていたササで撮ったもので、被害を受けているタケノアブラムシのコロニーです。
 丸く膨らんだようになっているのは、タケノアブラムシのマミー( mammy ではなく mummy つまりミイラ)です。 何者かに寄生され、体の表面は硬くなり、体の中では寄生者が体を食べて育っているはずです。
 そして右下に幼虫が3頭いますが、これがタイトルにも書いたショクガタマバエの幼虫です。 ショクガタマバエの幼虫は肉食性で、多くの種類のアブラムシを食べますので、生物農薬としての利用が広がっています。

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