2015-04-24

ウマスギゴケ


 写真はスギゴケと同じ属のウマスギゴケ Polytrichum commune でしょう。 この和名の「ウマ」は大きいことを意味していて、オオスギゴケとほぼ同じかそれ以上の大きさになります。 ちなみに、オオスギゴケが半日陰を好むのに対し、ウマスギゴケは水分の多い日の当たる場所を好むようです。


 上の写真のものでもウマスギゴケとしては小さな方で、大きい植物体では、この4倍ほどの長さになります。


 上は乾燥した状態です。 ウマスギゴケの葉は乾燥しても茎に圧着するだけで、縮れません。


 上は蒴の様子です。 帽にはたくさんの毛が認められます(左)。 和名はこの毛を馬のたてがみに見立てたところからのようです。
 右はこの帽を引っ張って除去したもので、蒴は当然未熟ですが、角柱形であることは熟した蒴でも同じです。
※ 蒴が成熟し、帽も蓋も取れたこの仲間の蒴の様子はこちらに載せています。


 上は葉の断面です。 薄板がぎっしり並んでいて、葉緑体は薄板の部分に集中しています。 このようなつくりは、薄板の間に水を溜めるとともに、葉緑体のある層を厚くすることで、光合成能力を高めることを狙っているのでしょう。
 上の写真は周囲から光を当てて撮っています。 手で切片を作っていますので切片が厚く、透過光での撮影は無理でした。

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