2015-05-27

ノミハニワゴケ


 上は倒木上に生えていたノミハニワゴケ Haplocladium angustifolium です。 葉の大きさに比較して、かなり長い蒴柄を持っています。


 上は胞子体をつけていないノミハニワゴケです。 葉の先が長く伸びています。 ノミハニワゴケの葉は乾いても縮れません。


  上は葉を顕微鏡( 10×10 )で見たものです。 中肋が長く葉先から突出しています。


 上は葉身細胞を撮ったものです。 細胞は長菱形で、上端がパピラ(=乳頭:細胞の表面にある微突起)になっています。 パピラと細胞とは高さが異なりますので、パピラを撮ろうとすると、細胞のピントがボケます。

(2015.5.20. 東近江市 猪子山公園)

◎ ノミハニワゴケの葉や細胞の実測値や茎の毛葉などの様子はこちらに載せています。 またこちらではノミハニワゴケの育つ基物を整理しています。