2016-04-04

ナンブサナダゴケ


 上の写真、崖に垂れ下がるように育つのはナンブサナダゴケ Plagiothecium laetum だろうと思います。 配偶体は下に伸びているのに、蒴は上を向いたり下を向いたりしていました。


 上は蒴を拡大したものです。 生えていた状態からは、写真をほぼ90°回転させています。 帽は長く、先端は濃色でした。



 葉は茎に扁平につきます。 枝分かれしている茎もありました。


 葉の長さは 1.5mmほどでした。


 葉は卵状披針形、非相称で凹みはほとんどありません。 短い2叉した中肋があります。


 葉身中部の細胞は線形です。

(2016.3.29. 河内長野市 岩湧山)