2016-05-10

ミヤマサナダゴケ


 写真のコケはミヤマサナダゴケ Plagiothecium nemorale だろうと思います。 サナダゴケ属も種間の違いがわずかなものが何種類かあって、特に私の場合はミクロメーターをまだ購入しておらず、細胞の大きさが測れないため、不安が残りますが・・・。
 和名に「ミヤマ」とありますが、分布は深山に限らず、普通種のようです。


 上と下は同じものですが、乾くと上のように縮れます。


 葉の長さは 2.5mmほどあります。


 葉は卵形で漸尖して鋭頭、中肋は2本で葉の中部に達しています。


 葉は、上の写真のように葉先にわずかに歯がありますが、ほぼ全縁です。


 葉身細胞は長い六角形~狭菱形です。

(2016.4.24. 池田市 五月山公園)

◎ 蒴をつけたミヤマサナダゴケをこちらに載せています。