2016-06-21

造卵器をつけたホソバミズゼニゴケ


 ホソバミズゼニゴケ Apopellia endiviifolia の葉状体の先端付近に、ラッパの先のようなものができていました(上の写真)。 こんな位置にできるこのようなものは、雌株の生殖器官でしょう。


 “ラッパの先”を拡大してみました。 この円筒形の部分が雌包膜になるのでしょうか。 縁は鋸歯状になっています。


 “ラッパ”の縦断面を作ってみました(上の写真)。 細長いものが造卵器でしょう。 造卵器の奥の雌包膜が見えると造卵器が分かりにくいので、断面の厚さを薄くして造卵器だけにしたものが下です。


(2016.6.15. 豊能町 初谷)

◎ この造卵器にある卵細胞が受精し、胞子体に育った様子をこちらに載せています。 また、晩秋の無性芽をつけたホソバミズゼニゴケはこちらに載せています。