2016-09-15

ナンヨウトゲハイゴケ



 大阪市立自然史博物館で8月21日に行われた同定会で分けていただいた、徳島県の海陽町産のナンヨウトゲハイゴケ Wijkia hornschuchii を調べてみました。 「ナンヨウ」という言葉のとおり、アジアの熱帯にも産しますが、日本の九州・四国・本州の湿岩上にも見られます。 また名前に「ハイゴケ」とありますが、ハイゴケ科ではなく、ナガハシゴケ科のコケです。




 葉は長さ1~1.2mm、中肋は無く、翼細胞は少数で、ときに黄色くなります。


 蒴歯は2列で、それぞれ16本ずつです。

◎ ナンヨウトゲハイゴケはこちらこちらにも載せています。