2018-01-07

ジョウレンホウオウゴケ


 写真は環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)のジョウレンホウオウゴケ Fissidens geppii です。


 2年前のほぼ同じ時期に同じ場所で撮った写真をこちらに載せていますが、その時よりもほんの少し時期が早かったので、わずかですが、蓋のある蒴(上の写真)や帽のある蒴も残っていました。


 上は葉の断面です。 左が腹翼、右が背翼で、いずれも1細胞層です。


 上は腹翼の縁に近い所を撮ったものです。 ジョウレンホウオウゴケの葉はほぼ全周に明瞭な舷がありますが、舷は2~3細胞層の厚壁な細胞でできています。

(2017.12.15. 堺自然ふれあいの森)

◎ この写真を撮ってから50日ほど後の様子をこちらに載せています。 多くのコケ同様、胞子体を作った後は弱ってしまうようです。


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