2017-05-29

オニアカハネムシ



 アカハネムシの仲間は何種類かいて、違いがよく分からないのですが、写真のものは触角の様子からオスで、前胸背が赤褐色で側部に黒い紋があり、浅く窪んだ中央部にも黒い紋があることから、オニアカハネムシ Pseudopyrochroa japonica ではないかと思います。


 オニアカハネムシのオスの頭部には先端が前方に曲がっている突起があるということですが、コケに邪魔されて確認できませんでした。

(2017.5.10. 高槻市出灰)

2017-05-28

ヒモヒツジゴケ


 岩から横に紐状の枝を突き出しているのはヒモヒツジゴケ Brachythecium helminthocladum のようです。


 枝葉は枝に丸くつき、乾いても密着するだけで縮れません。 胞子体は横に這う茎から出ています。


 上は枝葉です。 葉先はやや急に細く、尖っています。 中肋は葉身部の長さの2/3ほどです。 葉の基部の細胞は方形~矩形です。


 葉身細胞は狭い六角形で、長さは 55~65μmほどのものが多いようです。

(2017.5.10. 高槻市出灰)

2017-05-27

ヤママユの幼虫


 上はコナラの枝にいたヤママユ Antheraea yamamai の幼虫です。

(2017.5.23. 堺自然ふれあいの森)

 ヤママユの卵と繭はこちらに、成虫はメスをこちらに、オスをこちらに載せていますので、ヤママユに関しては、いちおうこれで 卵、幼虫、蛹(繭)、成虫 の全ステージを載せたことになります。

2017-05-26

アカハネムシ(オス)


 上はアカハネムシ Pseudopyrochroa vestiflua のオスでしょう。 すぐに逃げられ、撮れたのは上の写真1枚ですが、みごとな触角に魅せられ、載せることにしました。
 アカハネムシは無毒ですが、体に毒を持つベニボタルに似せることで身を守っている(ベイツ型擬態)と思われます。

(2017.5.9. 堺自然ふれあいの森)

◎ アカハネムシのメスはこちらに載せています。

2017-05-25

ナガハコゴケ


 2016年12月10日、美しい蒴をつけている大きなコケ群落に出会いました。 種の同定には自信が持てなかったので、以下のように継続観察したところ、ナガハコゴケ Weissia longidens のようでした。


 葉の長さは2mmあまりで、中肋は葉先に達しています。 茎の上部の葉が巻縮しかけていますが、乾くと1枚目の写真のように強く巻縮します。


 上は2017年1月6日の状態です。 1枚目の写真からは1ヶ月近く経っていますが、ほとんど変化は無く、カメラを引いて生育環境を撮ってみました。
 その後、何度か見に行きましたが、色が濃くなった蒴が増えた程度で、大きな変化はありませんでしたが・・・


 4月2日に行くと、上のように蒴歯を開いた蒴がありました。 長歯小苔の名前のように、長い蒴歯です。



 蓋の取れたばかりの蒴歯は、ネジクチゴケの蒴歯のように、束になってねじれています。


 上は葉身細胞で、パピラが発達しています。

(堺市南区鉢ヶ峯寺)