2018-02-17

寒中のコケたち

■ ジャゴケ


■ エゾスナゴケ



2018-02-15

オオカマキリの卵鞘


 寒風に揺れる枝にオオカマキリの卵鞘(=卵のう)がありました。

 堺自然ふれあいの森では、葉も枯れて褐色になったススキ群落の中などにも、よく似た色のオオカマキリの卵鞘がよく見つかります。 昔はスリムな体でどうして幅広の卵鞘を作れるのか不思議に思いつつも、保護色になる場所をうまく選んで産卵していると思っていたのですが・・・。

 下は11月上旬に撮ったオオカマキリの産卵の様子です。



 上は腹部の端付近を撮ったものです。 2枚の写真を比較すると、幅広の卵鞘は産卵管の向きを変えながら泡を噴出させて作っているようですが・・・


 産卵している周囲は緑色です。 産卵場所の周囲がこれから枯れて卵鞘が目立たなくなることをオオカマキリが理解して産卵しているとは、とても思えません。
 オオカマキリと体形のよく似たチョウセンカマキリの卵鞘も、細長い形ですが、やはり細い枝や茎でよく見つかります。 これに対して・・・


 上は体の幅が広いハラビロカマキリの卵鞘です。 ハラビロカマキリの卵鞘は、上のような木の幹や建物の壁面などでよく見られます。

 オオカマキリは、体形に合っていて脚で基物を挟み易い細長いものを選んで産卵しているだけではないでしょうか。

(注) カマキリ目に分類される種数は少ないため、右の「ラベル」では便宜上バッタ目に含めています。

◎ オオカマキリの孵化の様子や孵化後の卵鞘の断面などをこちらに載せています。


2018-02-13

ジョウレンホウオウゴケ


 環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっているジョウレンホウオウゴケ Fissidens geppii、元気で育っているかと気になり、何度も見に行くことになり、ブログにも何度も載せてしまいます。
 胞子体を作った後は弱ってしまうようで、12月中旬に撮った時と比較しても、50日ほどの間にかなり傷んでしまったように見えます。 しかしここ数年見ている経過からすると、きっとまた元気な姿を見せてくれるでしょう。

 毎回同じような写真ではおもしろくないので、今回は大きさが分かるようにジャゴケ(オオジャゴケ)と一緒に写してみました(下の写真)。


(2018.2.7. 堺自然ふれあいの森)

2018-02-12

ヨコバイ科の一種



 サカキの葉の裏に、あまり見かけない体色のコミミズクがいると思って撮ったのですが、PCで拡大して見ると、だんだんコミミズクではないように思えてきました。 ヨコバイ科には違いないと思うのですが・・・。

(2018.2.7. 堺自然ふれあいの森)

2018-02-10

ツガゴケ


 明るい緑と濃い緑、色の違うコケが接していました(上の写真)。


 上は濃い緑のコケです。 葉が密でやや扁平についている姿を見ると、ツガゴケのようです。


 上は明るい緑のコケですが、やはりツガゴケのように見えます。 混み具合からすると、こちらの方が隙間が多いようですが、同じコケが同じ場所でこれほど色が違うものなのか、ほんとうに両方ともツガゴケなのか、確かめるために少し持ち帰りました。


 上の写真、光を当てると色の差がほとんど分からなくなりましたが、上が濃い緑、下が明るい緑です。 濃い緑の方が茎が長く、同種だとすれば、年月を経ているようです。


 上は濃い緑の葉ですが、明るい緑の葉もほぼ同じ特徴を持ち、いずれも図鑑のツガゴケの葉の特徴とよく一致します。


 上は濃い緑の葉身細胞で、下は明るい緑の葉身細胞です。 写真からは下の方が少し大きな細胞のようですが、ツガゴケの葉身細胞は葉の基部に向かうにつれて少しずつ大きくなります。 できるだけ葉の中央部の同じような所を撮ったつもりですが、この程度の大きさの違いでは何とも言えないでしょう。


 以上のことをまとめると、色の異なる2つのコケは、いずれもツガゴケ Distichophyllum maibarae でしょう。 なぜこんなに色が違うのかについては、少し性質の異なる2種のクローンが接しているのか、片方が落ち葉に覆われるなど何か違った環境下に置かれた時期があったのか、いろいろ考えられますが、結論は出せませんでした。

(2018.2.7. 堺自然ふれあいの森)

◎ ツガゴケの蒴については、帽のある蒴はこちらに、蓋の取れた蒴はこちらに載せています。