2015-06-01

アカウロコゴケ


 上の写真でびっしり生えているのはアカウロコゴケ Nardia assamica でしょう。 この上を人も歩いているのですが、写真の写っている範囲は 16mm×12mm で、1枚の葉の長さは 0.1mmほどですから、肉眼では少し色の違う土にしか見えないでしょう。


 上はもう少し拡大したものです。 そして以下は茎を横から見た状態での顕微鏡下での撮影です。


 上は手前の葉(側葉)にピントを合わせて撮ったもので、下は腹葉と奥の葉(側葉)にピントを合わせています。 深度合成もしてみたのですが、細胞が重なって、かえって分かりにくくなってしまいましたので載せません。 頭の中で立体を組み立てる方が分かり易いようです。

こちらには花被に包まれた胞子体をつけたアカウロコゴケを載せています。