2015-10-25

ウニヤバネゴケ


 写真はコヤバネゴケ科のウニヤバネゴケ( Cephaloziella spinicaulis )、小さなコケで、茎の幅は葉を含めて 0.1mmほどです。


 上は湿らせた状態で、水を含んで少し膨れますが、それでも茎の幅は、葉を含めて 0.2mmほどです。(拡大率は1枚目と同じではありません。)


 左右に短く突き出しているのが葉でしょうが、小さなうえに、葉も茎も多細胞性の刺が密生していて、輪郭もはっきりしません。(そのわけのわからないところが魅力ですが・・・。) 和名はこのトゲを海に棲むウニの刺に見立てたものでしょうか。
 上の写真の上に突き出した枝の部分を拡大したのが下の写真です。


(2015.10.14. 高槻市 川久保渓谷)

◎ 表面のトゲの様子や枝の幅などがもう少し分かり易い写真をこちらに載せています。