2018-03-03

深度合成はほどほどに

 蘚苔類の新しく作られたばかりの枝や葉は、確率的にあまりゴミがついていない場合が多いのですが、寒さで生長の止まっている冬季はどうしても枝や葉に汚れが多くなり、ミクロの写真撮影には困った季節です。


 久しぶりにあまり汚れていないツクシウロコゴケ Heteroscyphus planus に出会えたので、いままでいい写真が撮れていない腹葉の撮影にチャレンジしました。


 上は深度合成した写真で、下はその深度合成に使った写真のうちの1枚です。


 2枚の写真を比較すると、深度合成したものは茎や葉(側葉)がくっきり写りすぎていて、腹葉が目立ちません。 腹葉の様子を理解するにはこの写真の方が適しているでしょう。

 撮影に使用したツクシウロコゴケは 2018.2.28.に堺自然ふれあいの森で採集したものです。


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